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忘れられないSEX ・その2 より

229 名前:奥さん、名無しです 投稿日:2000/11/08(水) 14:58
いつからか分からないけど、君の髪が一番黒く見えて。だから、いつでも目に
ついた。声だって、一番先に聞こえてくる。だから、付き合おう。

って、高校3年の春、彼から告白されました。人に言うと、何時も笑われる。
きざだって。ホントに、小説とか漫画とか・・・歌詞から引用したみたいな
言い回しの多い人でした。でも、聞いていて、いつも気持ち良かった。
お互い受験生だったし、お付き合いって初めてで、いつも勉強してました。
そして、受験校を決める時、1校だけ、地方の同じ大学を選びました。
念願適って、二人とも第1志望に合格。それが、その大学でした。私の両親は
反対したけれど、押し切って二人で同じアパートのお隣に住みました。
幸せだった。おままごとみたいだったけど、ほんとに嬉しかった。朝起きると
壁を叩いて、私の部屋で朝食食べて、学校に一緒に行きました。学部が違う
から、先に帰った方がお夕飯の用意して、部屋で待っていました。

3カ月。彼と、一緒に大学生活を送ったのは、それだけです。
ある日、大学で、彼は倒れて・・・そのまま入院しました。移植が必要で、
地元の大学病院に移されました。私も、夏休みを待ってすぐに帰りました。
彼に適合する提供者を待つうちに、彼の様子も悪くなって。
そんな時、結婚写真を撮りたいと彼から頼まれました。
私達は、周りの大人に頼み込んで、1日だけ担当医の同伴で外出許可をもらい、
写真を撮って、指輪を交換して、夜は二人で同じベットに寝ました。
担当医からは、SEXなんて激しい事はできないと釘を刺されていました。
二人で、裸になったけど、彼の痩せた体が悲しかった。彼は、絶対、死なない
って繰り返して、私の全身にキスしてくれました。抱き合っているうちに、
動かないから入れたいって、彼が泣きながら言い出して。
私は、担当医の言葉と、彼の涙に板挟みになって、どうしたらいいのか分から
なくなり、彼の前では泣かないと決めていた。けど、涙が出て止まらなくて。
結局、絶対に動かない、と約束して、彼を受け入れました。

その時の、感覚を、書こうと思ったんですが、なんて書けばいいのか、分かり
ません。

それが、彼と抱き合った、最後の日になりました。
私は、忘れようとしたこともあったけど、やっぱり忘れられない。

409 名前:amasyoku 投稿日:2000/11/15(水) 12:50
今から8年前あの当時、僕が20歳、彼女が19歳の時でした。
付き合って一年ぐらい経過していました。SEXは共に経験がなく
彼女の意向で結婚するまではしたくないとの事で、私は我慢するしか
なかったのです。
 そして、初めて迎えるクリスマス、彼女からのプレゼントは
横浜の夜景が見えるホテルの部屋をとってくれてました.
そんなお金よくあったなーと、思いつつウキウキ気分で
クリスマスイブを迎え、お互い初めてながらもなんとか
SEXすることができ、痛かったのか彼女は涙をながしていました。
 でも、それが最初で最後のSEXになるとは、しかも彼女の涙の
意味もその時は知る由もなかったのです。

新年を迎え1月4日にまだ一度も合ったことのない彼女の
両親に病院に呼び出されました。妊娠でもしちゃたのかなーなんて
思いながらビクビクしながら病院に行ったのを覚えてます。
お父さんから「キミが○○君か、キミには悪いことしたなー」
僕「いったいなんのことですか?」父「娘はもって3ヶ月の命だとのこと
病名は急逝白血病だ・・・」沈黙が流れ、ただ涙がこぼれるだけでした。
病室に行くとそこには無菌室のビニールシートで覆われた彼女がいました。
普通の人と変わらない健康そうな彼女が、ただ一枚のビニールで隔てられ
触れることも出来ず、ビニール越しに手のぬくもりを感じるだけでした。
 病気を治す唯一治療法として骨髄の移植しかありませんでした。
結果として両親、妹も骨髄が一致せず、あとは骨髄バンクのドナー待ちと
なりました。
 1月後半ともなると、徐々に体も衰弱していき、悪いことに
肺炎を併発してしまいました。僕も出来るだけ病院に行き、出来るだけ
一緒にいようと思い彼女を励ましました。しかし励ましてもどうにもならない
ことは知っていました。
 肺炎を伴いながらも2月を迎へ、そして運命の時は突然やってきました.
夜9時ぐらいにお父さんから電話があり、僕は病院へ急ぎました。
病室に入るとすでに、両親と妹、そして主治医と看護婦数名がいて
なにが起こってるとすぐ察しがつきました。
彼女は小さな声で僕を呼んでいて、何かを言っており、主治医が
彼女を覆っているビニールを捲り上げました。
僕はさらに近寄り、彼女の口元に耳を近ずけました。
息を吐いたような声で「今まで・あ・り・が・と・・・」
そこで、彼女の意識は無くなり、20分ぐらいして息を引きとりました。
なぜか、涙も出ることがなくただ、漠然と彼女との思い出を
振りかえる自分がそこにはいました。
くしくも、その日は2月14日のバレンタインデーで、
彼女がお母さんに預けていた手紙とチョコをいただきました。
その手紙の内容は詳しくは書きませんが、一部としてすでにイブの日に
病気にかかっていた事、女になりたかったとの事が書かれていました。
今思えば、ウキウキ気分でホテルに行った自分がはずかしい・・・
 あれから4年後僕は結婚しました。妻にはすべてを話し一緒に
涙を流してくれました。女の子も生まれ、なんと妻の提案で
彼女の名前を付けてくれました。感謝しているよ。

 毎年2月14日には家族3人でお墓参りしています。


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