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No.400 縁日の思い出 より

307 :みみちゃん ◆y7XYmaFpQA :03/11/19 12:37
バブル真っ盛りの新宿 酉の市の縁日
当時つきあってた人に おもちゃの指輪を買ってもらった
「こんなのしか買えなくてごめんね」言われたけど
嬉しかったな・・
今どこでどうしているやら・・

319 :大人になった名無しさん :03/11/21 22:57
小学校3年くらいの記憶
縁日の屋台に、なぜか「プリズム屋」というものがあった。
初めて見る、「プリズム」の不思議さに僕は心惹かれた。
本当は、正二十面体のプリズムがほしかったのだけれど、当時の僕の財力では手が出ず、結局、三角形のプリズムを買った。
その時、僕は、「来年こそはあの大きなプリズムを買おう」と思った。

そして、翌年。
僕はそのプリズム屋を探した。
でも、いくら探しても、そのプリズム屋は見つからなかった。
その翌年も、そのまた次の年も・・・結局、プリズム屋は、二度と縁日に来ることは無かった。

いつしか、プリズムもなくしてしまった。
あれは現実にあったことなのか、それとも幼い頃に見た夢だったのか
今でも、僕は、縁日に行くたび、プリズム屋を探す
あの日変えなかったプリズムを買うために

321 :215 :03/11/22 01:18
あった!覚えてる!確か靖国神社かな…もういないけど、見た覚えがある。

小さいのから大きいのまでいろいろ売ってて、自分はどうしても欲しくて、
その日は綿飴もたこ焼きもいらないから、と買ってもらった。
確か500円ぐらいだったと思う。大きさは胡桃ぐらい。
夜店の明るいランプを通しても、帰り道の街灯を通してもキラキラと景色ごと七色。
帰ってきてから父親に頼んでライターをつけてもらって、その火をプリズムで見たときには本当に感動した。
それからというものプリズムは「だいじ箱」にしまわれ、学校にも持っていくことなく、
帰ってきてからずーっと蛍光灯や白熱灯を通して七色の世界を堪能していた。

ところがある日、理科の授業で先生が「それじゃこれからプリズムの実験をする」と、
巨大なガラスの三角柱を出してきた。
「えっ!これがプリズム!?」
…愕然とした。
自分の持っているプリズムと全く形が違う。
自分のプリズムは…どういったらいいのかな、ガラスの欠片を適当にカットして面をつけて、
いかにも「カットした宝石(解る人は「斜方晶系鉱物の結晶」の形だと思ってください)」っぽく仕立てたもの。
先生の出してきた巨大なプリズムは、日の光を通すとまっすぐに、くっきりと力強い虹を机の上に描いた。
光を通しても小さなぼんやりした虹をぱらぱらと壁や天井にばらまくだけの自分の「プリズム」とは違いすぎた。
突然理科の時間に泣き出した自分を、先生や友達はみな「変なヤツ」だと思うばかりだった。

それから、プリズムをどうしたか覚えてない。
だいじ箱から出したのか、出さなかったのか、捨てたのか、捨てなかったのか。
縁日のプリズム屋はそれから見ていないと思う。
黒い布の上で、屋台の灯りを浴びてきらきら光っていたいびつな形のガラスの欠片。
どれ一つとして同じ形はなかったし、先生の見せてくれた「ほんとのプリズム」の形なんてなかった。
買ってもらったときの「こんなものがいいのか」と何度も念を押された意味がそのときようやく分かった気がした。

でも、捨てるんじゃなかったな、といまは思う。
本当の水晶もプリズムも買おうと思えば買えるけど、あの「プリズム」はもう手に入らないから。
自分が縁日フリークになったのも、そういう「もう手に入らないがらくた」をもう一度手に入れるためっていうのが大きいのかも知れない。

388 :大人になった名無しさん :04/07/01 22:42
小学校時代同じ団地に住んでた大好きなYちゃんの浴衣姿が見られる数少ない日
「○○くん早くいこー」
「この浴衣ねーお母さんが作ってくれたのーすごいでしょー」
「ねーねーお参りのときなにお願いするのー?」
「○○君こっちこっちー花火すごいよー」

あぁ・・・あの頃に帰りたい

422 :大人になった名無しさん :2005/04/21(木) 04:00:17
あるタカマチでの話。

俺が打ってる店(金魚すくい)に兄妹だと思われる
7歳ぐらいの女の子と10歳ぐらいの男の子がやってきた。
妹は他の子供たちが金魚すくいをしているのを、
興味津々で長い間見ていたが、やがてせがむように兄の方を見た。

正直、二人の身なりは裕福そうには見えず、男の子は「1回300円」と
書かれた看板を、何とも言えない表情でしばらく見つめていた。
そしてもう一度妹の方を見てから、俺に向かって
「1回」と言いながら、握り閉めた手を差し出した。
彼の手から渡された3枚の100円硬貨は、余程大事に握っていたのか、
とても熱かった。

妹は満面の笑みを浮かべて、俺から紙を受け取ると、夢中で金魚すくいを始めた。
男の子は妹が楽しそうに遊んでいるのを見ながら、満足そうだったが、
やはり自分も遊びたいのだろう、身を乗り出してソワソワとしている。

こんな時、俺はわざと手を滑らせて、紙を船の中に落とす。
「あー、しまった、濡れてもうた、しゃーない、勿体無いからボク使え」
そう言って、濡れた紙を男の子に渡した。
男の子はすごく嬉しそうな顔をして、
「ありがとう」と言うと、眼を輝かせて、金魚すくいをしようとしたが、ちょうどその時、
妹が兄のそばに寄ろうとして躓いた。そしてその拍子に兄とぶつかり、妹の紙が
破れてしまった。
妹の泣きそうな顔を見て、男の子は俺に、
「あげてもいい」
と手にした紙を見せた。俺が頷くと男はニッコリ笑って手にした紙を妹に差し出した。
そして、妹と俺に気を使わせない為だろうか、
「俺、ちょっと向こう見てくるから、ここで遊んどけよ」
と言って走り去っていった。
妹はしばらく困ったように立ち竦んでいたが、やがて再び金魚すくいを始めた。
しばらくして、妹が遊び終わった時、隠れてみていたのか、タイミング良く兄が現れた。
そして俺に向かって、再び「ありがとう」と笑顔で言い、妹にも同じように言わせると、
妹の手を引いて、行ってしまった。

もう10年前の話だが、俺は今も彼の笑顔を忘れてはいない。


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