PickUp #494  2007.12.18   <- Prev  Home   Next ->


No.494 □ いい人・やさしい人のお話 11 □ より

522 :おさかなくわえた名無しさん :2007/01/31(水) 17:48:49 ID:ZngtyCYe
友人の結婚式に祝電を打ったときのこと。
なにかインパクトのあるものをと考えて、短歌に挑戦することにした。
万葉集で「春」の枕詞を探し出して(「うちなびく」なんて初めて知ったw)
ヘタなりに一生懸命作って115に電話した。
文面を声に出すのがちょっと照れくさかったけどさ。

そしたら115のおばちゃん、最後に確認するとき
「では本文。スウゥー(息吸い込む)、うち〜なび〜く〜…」って
百人一首の読み手のように朗々と読み上げ始めた。
NHKの加賀美さんのような美声だった。

最後に少し笑いながら「いい歌ですね」とまで言ってくれた。
115ではいつも機械的な応対ばかりだったので心底びっくり。
そしてとっても嬉しくなったんだな。おわり。

551 :おさかなくわえた名無しさん :2007/02/04(日) 21:19:48 ID:dMDMpdDU
地方で働いてた時の話。
仕事終わってから仲間と松屋で飯を食べる事が多かった。
そこの松屋には必ずいるおばちゃんがいて、いつもニコニコしながら仕事してた。いつも笑顔だし喋り方とかちょっと変わった人だったから、最初は冗談で仲間とその人に喋りかけてたんだ。
聞けば、明らかに労働基準法違反な時間を働いてた。忙しい時間に一人で働いてたりもした。
(あとからバイトが遅れて登場)
そんなおばちゃんを見て、混んでる時は「俺達はあとまわしで良いから」ってよく言ってた。
そして遅れて出てくるぶた飯には漬物とかおまけが必ずついてた。
そんなことが数カ月続いて、俺は仕事を辞めることに。だからあと一ヶ月で地元に帰る、ということをおばちゃんに話したら、
「辞める前に一回来てね。」とのこと。
一ヶ月後、地元に帰る前日に約束通り松屋に行った。忙しそうだったから、いつものように「後回しで良いから」と伝えた。
普段より長い時間待たされてたがあまり気にせず。
ようやく出てきたと思ったら、皿が多い。
…多いなんてもんじゃない。
豚皿、各定食の肉、カレー…ほとんどのおかずが出てきた。ご飯も大盛り。

「おばちゃんからのおごりだよ、これから頑張ってね」

涙ぐみながら全部食べた。
おばちゃんには悪いが、最初はおふざけで話し掛けてて、でも色んな話をして仲良くなって、最後には門出?を祝ってくれて。
出会いってわからないね。
おばちゃん、体に気をつけて頑張って下さい。
ありがとう。
ごちそうさまでした。

663 :1/2 :2007/02/14(水) 10:45:47 ID:beeEVUOS
まだ新人営業マンだった頃の話。
回ってた企業に、ずっとうちの得意様である会社があった。
社長とその奥さんで切り盛りしている規模の小さい会社だったが
他ではできないような難しい仕事をこなし、一目置かれていた。
その為、社長はプライドが高くて気難しく
正直「どうして新人の俺がこんな難易度の高い客に・・・」と
常にビクビクオドオドしていた。

ある日、その社長から商品クレームの連絡を受け、呼び出された。
初めてのクレーム処理だった為、上司について来てもらおうと思ったが
「今すぐ一人で行ってこい」との事。
クレーム処理スキルは全くないし、いざ社長の前へ行ったら
もうペコペコと頭を下げる事しかできず、対応も何もあったもんじゃなかった。
そんな俺に飽きれたのか、社長は
「早めに処理しといてくれ」とだけ言って、解放してくれた。

重い気持ちのまま外へ出ると、うちの会社から携帯に電話が入り
「まだ話があるからすぐ戻ってこい」と、さっきの社長から連絡がきたとの事。
「えええ、まだ何かあるのかよ・・・」と、重い足取りで引き返す。
恐る恐る中へ入ると、「あ〜、よかった!」と奥さんが出迎えてくれた。
「お話って何でしょうか?」と尋ねると、
「忘れ物!」とさっき俺が座っていたソファを指差した。
そこには、書類の入ったサブバッグが、俺が置いた状態のままになっていた。

「ごめんね、変な呼び出し方して。
 でもバッグ忘れてた事を会社に言っちゃったら、あなたが叱られるかと思って」

「俺に文句言われたから、頭の中真っ白になってんだろ。
 中は見てないから、安心しろ」

奥さんと社長にそう言われ、再びペコペコする俺。
外へ出た時、さっきまでの重い気持ちは吹き飛んでいた。

664 :2/2 :2007/02/14(水) 10:46:34 ID:beeEVUOS
上司にクレームの報告をした後、「実は」とバッグを忘れた話をした。
すると、上司はこんな話をしてくれた。

「うちの新人は、最初は必ずあの会社の担当になる。
 何故なら、うちだけでは教育しきれない事を、あの会社は教育してくれるからだ。
 あの社長には沢山叱られておけ。懐に飛び込んでしまえ」

営業所を移り、担当が変わってしまった今も、その会社には時々お邪魔する。
先日は、他業種の新人営業マンと鉢合わせした。
オドオドしている新人に、奥さんは言う。
「ほら、この人みたいにサボりに来る人も多いのよ。
 お腹空いたり、嫌な事があったりしたら、うちにコーヒー飲みにいらっしゃい」

社長は相変わらず厳しい目付きで新人を睨み、
「一杯200円な」

あの会社のコーヒーの価値が、一杯200円なんてもんじゃない事に
あの新人もそのうち気付くのだろう。

171 :おさかなくわえた名無しさん :2006/12/17(日) 04:10:26 ID:32EhscPl
割と大きな病院に通院していました。
ある日、男子トイレの洋式の方に入り座ると、ドア裏に小さな落書きがあったのです。

『 入院して二ヶ月 直らない もうだめだ 』

そして二週間後(その落書きの事はすっかり忘れていたのですが)、またそのトイレに入りました。

…ドア裏は落書きでいっぱいいっぱいになっていました。
『頑張れ』『ガンガレ』『必ず良くなるぜい!』等々。

しかもその後、トイレはペンキ塗り直しされたのですが、そのドアだけはそのままだった事が
なんか嬉しかったなぁ。




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